カテゴリ:街づくりの話題( 5 )

毎年、愛知県が県内各地で実施する「人にやさしい街づくり地域セミナー」が、今年は一宮市で行われます。
12/13(土)、一宮市で開催の地域セミナーの参加者の募集をしています。
建築・土木及び福祉・医療の専門家や、障害を持つ方々のご参加を願っています。
申込みの締め切りは11月28日。窓口は一宮市役所建設部建築指導課です。
参加のご協力をお願い致します。

日時:2014年12月13日(土) 午前の部:9時~12時 午後の部13時~16時
内容:
午前の部
 4つのコースに分かれ、
 一宮市内の公共交通機関を使って公共施設を巡るバリアフリーツアー
 Aコース iバス:名鉄一宮→市民会館→大平島公園・一宮市民会館→市民会館→名鉄一宮
 Bコース 名鉄バス:名鉄一宮→両郷町口→テラスウォーク一宮→両郷町口→名鉄一宮
 Cコース JR・名鉄:尾張一宮→JR木曽川駅→木曽川資料館→名鉄新木曽川駅→名鉄一宮
 Dコース 名鉄:名鉄一宮→奥町→奥小学校→奥町→名鉄一宮
午後の部
 午前中の街歩きの報告会とワールドカフェ(意見交換会)
障害を持つ方達と一緒に街や建物を巡れば、
日頃気づかないことも、改めて考えさせられることが数多くあります。
車いすも用意しますので、車いすに乗って街を歩くことの大変さも体験してみてください。
問合・申込:一宮市建設部建築指導課 電話 0586-28-8645 kenshi@city.ichinomiya.ig.jp
多くの皆様のご参加をお待ちしています。
主催:愛知県  
共催:一宮市  
協力:(公社)愛知県建築士事務所協会一宮支部
企画運営:尾張ひとまちネット
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2011年3月12~13日「萩原町 街と建築 魅力展」を開催しました。
会場:美濃街道萩原宿に建つ町家「角田家」
内容:写真家からのメッセージ 末松文氏(写真家)
    美濃街道と萩原宿:神田年浩氏(一宮市尾西歴史資料館学芸員)
    町屋(角田家住宅) 建物解説と見学:岡田義彦氏(元高校教諭)
    萩原町街並み見て歩き:田内雅弘氏(元萩原小教諭)

c0204394_16305077.jpg萩原の町は、明治・大正・昭和と各時代の建物が混在する、他では見られない特徴があります。
美濃路の宿場町としての町割を今でも残し、濃尾震災後の明治・大正の町屋や、繊維産業隆盛時ののこぎり屋根工場及び商店街の店舗建築、さらに豪商の住まいや蔵など、近代建築を眺めて歩くには格好の場です。
開催までの準備段階では、近隣の商店や商店街そして地元街づくり組織より広報に対して多くのご協力をいただきました。おかげさまで両日とも多くの地元の皆さんの来場をいただきました。
c0204394_1631165.jpg女性カメラマンによる萩原の街並み写真展では参加者の皆さんと意見交換を催し、地元の人と余所から訪れた人との異なる視点での話題で大いに盛り上がりました。その後は会場となった建物の解説と見学会、そして引き続き萩原の町歩きと、予定時間を大幅に超えたにも拘わらず、多くの皆さんに最後までお付き合いを頂きました。感謝申し上げます。
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明治・大正・昭和と繊維で栄えた一宮の近代史を象徴する建物が、尾張一宮駅周辺に数カ所残っています。この時代に建てられた建物を「近代建築」と称しています。戦災を生き抜き、戦後の経済成長でも頑なに建て替えを否定し、今に残る建物です。その内の2棟が、今でも一宮市役所として使われています。
一宮市役所本庁舎旧館(北館)と西分庁舎です。

c0204394_23591350.jpg昭和5年竣工の一宮市役所本庁舎旧館(北館)は、オープンカウンター方式を日本で初めて採用した建物であることが判明、市民に開かれた自治体を目指すが如く一宮市の近代史にとって貴重な建物です。鉄筋コンクリート構造がまだ貴重な時代、学校に採用した都市、病院に採用した都市と様々な中、一宮市は市役所に採用しました。その後戦争へと推移するにつれ鉄の使用が制限され、戦後の復興まで鉄筋コンクリート構造で作られる建物は激減します。そんな戦前の一時に鉄筋コンクリート造で建てられた市役所として、たいへん貴重な建物です。戦後の焼け野原の中に、残されるように建つ一宮市役所の屋上に昭和天皇が来訪し、当地の早期の復興を願ったとのことです。

c0204394_23561561.jpg一宮市役所西分庁舎は大正13年の竣工。設計は鈴木禎次氏。鶴舞公園の奏楽堂・噴水塔、旧名古屋銀行本店(三菱東京UFJ銀行貨幣資料館として使われていた建物)、松坂屋本店、半田の中埜半六家別邸、桑名の諸戸精分邸洋室、豊田の豊田喜一郎邸等々、名古屋を中心に活躍した鈴木禎次氏は、数多くの銀行建築も手掛け、そのひとつが旧名古屋銀行一宮支店、今の一宮市役所西分庁舎です。一階の天井は多くが隠れてしまっていますが、一部に天井や梁のデコレーションを見ることができます。

一宮市役所本庁舎旧館(北館)と西分庁舎は、繊維都市一宮の元気な頃の歴史を物語る建物です。一宮モーニングの喫茶店などと組み合わせれば、オンリーワンの一宮のまちづくりが叶う歴史遺産なのです。
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c0204394_17251970.jpg今年の2月より「一宮市緑の基本計画」策定委員会が組織され、街づくりの担い手の一員として私達建築設計事務所にも声がかかり、これに参加しています。一宮市内の緑化環境を今後どうしていくのか、河川敷、学校や公共施設などの公有地、さらに寺社や民有地での緑化をどう推進していくのか、或いは農地をどうしていくのか等々、都市の緑化について幅広く拡大解釈をして議論しています。これらの議論がこの度漸くまとまりつつあり、間もなくパブリックコメントのために一宮市のHPにて公開されます。是非ご意見を頂きたいと思います。

魅力ある街並みや都市環境を形成し、自慢のできる街を創ることが求められています。それは、観光誘致であり、居住者の誘致であり、つまりは都市間競争に勝ち抜くため。人口は減少し、産業も右肩下がりの日本は、第三次産業の育生が必要なのでしょう。それぞれの都市の埋もれた歴史とお宝を再発見し磨き上げ、魅力ある街へと育て上げることにより、人が集い街が活性化するのでしょう。ますます住みたくなる街へと、一宮が変わることを望みます。
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農村の美しい景観や豊かな自然を保全・活用する目的で「田園空間博物館」という活動が展開されています。
農林水産省の田園空間整備事業によるものです。
現在全国に56ヶ所設立されているようで、各地に整備を呼びかけています。

私達の住む西尾張地方は木曽川の扇状地が拡がり、広々とした田園地帯でしたが、
今では都市と農村が雑然と混在する風景となってしまいました。
それでもまだ田園風景は残されています。
一宮パーキング付近には、全国でも数少なく大規模に残されているとされる農業遺産「島畑」が残っています。
歴史的根拠の確認は必要ですが、田園空間博物館の候補といえます。
人々の暮らしを豊かにするためには、建物も街もさらにその郊外の景観も大切な要素です。
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